CISS 日本語版(ストレス状況対処行動尺度)
金子書房
特徴 |
- CISS日本語版は、ストレスに対処する個人の行動を測定します。個々の好ましい対処スタイルを決定するのに役立ち、その個人の対処スタイルと他の人との関係理解に役立ちます。この結果は、治療、指導、支援介入計画のために有用です。
- 理論的基盤と実証的基盤の双方に立脚した質問紙です。
ストレス状況下で個人がどのような行動を取りやすいのか、ストレスへの対処スタイルを把握することができます。これが分かることで、検査者は被験者のどの対処スタイルに働きかけていけばいいのか、治療や介入の方針が立てやすくなります。また、被験者はより好ましい対処のしかたを検討していくことができます。
CISSは、「課題優先対処」、「情動優先対処」、「回避優先対処」の3つの基本尺度から構成され、さらに回避優先対処は、「気分転換」と「対人的な気晴らし」という2つの下位尺度に分けられます。
質問項目一例
1. 課題優先対処:「行動を起こす前に問題を分析する」など16項目
2. 情動優先対処:「先延ばしにしたことで自分を責める」など16項目
3. 回避優先対処:「良かった頃のことを考える」など16項目
4. 気分転換:「何か買い物をする」など
5. 対人的な気晴らし:「友達に電話する」など
- 医療、産業、教育、福祉、スポーツなどの分野で活用が可能です。不適切な対処スキルは、本人や周囲に病気、職場での仕事効率、対人葛藤、自己認識の低下、全般的ストレスをはじめ様々な結果を招く恐れがあります。ストレスへの対処は日常生活の一部分であり、私たちの健康や幸福に影響を与えます。テストバッテリー(TEG、POMSなど)により、対象者を多方面からとらえることも可能です。
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原著 |
Norman S. Endler,James D.A. Parker |
監訳 |
横山和仁 |
訳・構成 |
古川壽亮・渡邊一久 |
対象年齢 |
18歳以上 |
形式 |
質問項目数:48
「まったくない」から「非常に多くある」までの5段階で本人が回答します。困難な状況やストレスのかかる状況、動揺するような状況に陥った際、どれくらいの頻度で質問項目の行動をとるのか尋ねています。 |
所要時間 |
回答・採点・集計 10~15分 |
用紙 |
8,250円(7,500円+税10%)
(30名分) |
マニュアル |
6,600円(6,000円+税10%) |
導入検討セット |
7,425円(6,750円+税10%)
(マニュアル、用紙3名分)
※導入検討セットは、弊社のオリジナル構成となっております。 |
Category -個別検査, うつ・ストレス・不安