SASS-J 自記式社会適応度評価尺度

三京房

 特徴
  • うつ病の寛解と社会復帰の判断との間に,相当の乖離があるため,抑うつ状態と社会適応能力の両面を考慮した評価が求められてきました.
  • 1997年にBoscらはうつ病患者の社会復帰に特化した評価尺度として,SASS(Social Adaptation Self-evaluation Scale)を開発しました.
  • SASS-JはSASS(Social Adaptation Self-evaluation Scale)の日本語版です.うつ病患者の社会機能の回復程度を見るための尺度です.
  • 21項目 (実質的には20項目)で構成されており,得点が高いほど社会機能が良好であることを意味します.
  • 信頼性・妥当性について確認されています.
  • SASS-Jを用いた研究結果で,社会適応度はうつ症状の改善から少し遅れて改善することが示唆されています.
  • 治療効果の判定には社会適応能力の評価も重要です.SASS-Jは臨床場面において,特に産業医学の観点から必要なツールです.
 原著者  Marc Bosc Adriana Dubini Valérie Polin
 日本版構成  中村 純  樋口 輝彦
 実施時間  10分
 整理時間  5分
 質問項目  20項目
 用紙  5,500円(5,000円+税10%)
 (用紙30部・使用手引1冊)

 

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Category -個別検査, うつ・ストレス・不安