特徴 |
- Conners 3 日本語版は、中核症状である不注意・多動性・衝動性、および併存する可能性の高い問題や障害を綿密に評価します。
- 主要因スケール
臨床的な構成概念を念頭に置いた6スケール
【不注意】【多動性/衝動性】【学習の問題】【実行機能】【挑戦性/攻撃性】【友人/家族関係】
- DSM-5の症状スケール
DSM-5の診断基準に基づく4スケール
【ADHD不注意】【ADHD多動性-衝動性】【素行症(CD)】【反抗挑発症(ODD)】
- スクリーニング項目
ADHDと併存することの多い【不安】と【抑うつ】の項目
- 危険性項目
問題行為の危険性を評価する項目
- ADHDおよびADHDに併存する可能性の高いCD、ODDの診断評価に活用できます。
DSM-5の症状スケールには、DSM-5の診断基準に対応した症状カウントがあり、DSM-5の各症状が表出しているか、症状基準を満たすかどうかを評価できます。
- 同じ年齢・性別の他の子どもと比較して症状がどの程度存在するかを評価できます。
主要因スケールとDSM-5の症状スケールには、標準得点であるT-スコアがあり、各尺度の結果の比較が容易に行えるプロファイル表を作成することができます。
- 複数の回答者(保護者、教師、本人)による情報が容易に比較できるよう構成されています。
- 治療・介入計画の作成や経時的変化の把握に活用できます。
- DSM-5対応への主な変更点
1. 採点方法の変更
採点シートのDSM-Ⅳ-TRの症状スケールが、DSM-5の症状スケールに改変されました。
2. 用語の変更
2014年に医学書院より刊行されたDSM-5の邦訳『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(日本精神神経学会[日本語版用語監修], 髙橋三郎・大野 裕[監訳])にならって、日本語病名・用語の変更を行いました。
3. 用紙レイアウトの変更
従来版の検査用紙では、回答シートに記入する際には内側に折りたたまれたページを広げる必要がありました。今回、各用紙とも回答シートを見開き1ページに収め、より記入しやすい体裁に改めました。
4. 質問項目の日本語訳の変更
質問の意図がより適切に伝わり、容易に回答できるよう、従来版の日本語訳に最小限の変更を加えました。
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著者 |
C.Keith Conners 原著
田中康雄 訳・構成 |
種類 |
ADHD評価スケール(質問紙法) |
対象年齢 |
6~18歳(本人用のみ8~18歳) |
形式 |
質問項目数 保護者用110問 / 教師用115問 / 本人用99問 過去1ヵ月について「全然当てはまらなかった。」から「とてもよく当てはまった。」の4段階で回答します。 最終の2問のみ、自由記述式の質問があります。 |
所要時間 |
回答:20分程度 採点:20分程度 |
用紙(DSM-5対応) |
保護者用用紙 (5名分) 5,500円(5,000円+税10%)
教師用用紙 (5名分) 5,500円(5,000円+税10%)
本人用用紙 (5名分) 5,500円(5,000円+税10%) |
マニュアル 補足ガイド |
1,100円(1,000円+税10%) |
マニュアル(従来商品) |
16,500円(15,000円+税10%) |
関連書籍 |
コナーズの評価スケールの臨床適用と解釈事例
13,200円(12,000円+税10%) |
ご注意 |
従来商品のConners 3 日本語版 マニュアルには、検査の実施、採点、解釈に必要な情報の多くが記載されており、マニュアル 補足ガイドには、DSM-5対応への改変事項が記載されています。本検査の実施に際しては、マニュアルとマニュアル 補足ガイドを必ずお読みください。 |