特徴 |
- 検査用紙は「誕生から今まで」と「現在」の2種類があります。いずれの用紙も、コミュニケーションスキルと対人機能を評価するための40項目から構成され、ASDの可能性がある対象者の養育者(保護者)が回答します。
- SCQの質問項目は、説明がなくとも保護者が理解できるような内容に工夫されています。保護者に用紙を送付して、質問に回答してもらうことも可能です。
- 検査用紙「誕生から今まで」では対象者の成育歴について質問し、その結果によって、診断上さらに詳細な検査を要するかどうかを判断します。具体的には、合計得点がカットオフ値を超える、あるいはカットオフ値に近似する場合、ASD症状をはじめとする、発達上の多様なニーズを抱えている可能性が高いと判断します。診断のためのスクリーニング検査としては、こちらの検査用紙の使用が推奨されます。
- 検査用紙「現在」では対象者の過去3カ月間の行動について質問します。その結果によって、日常生活の実態を把握し、治療・教育の計画を立てることができます。すでに自閉症状があると診断されていて、経時的な変化を知りたい場合は、こちらの用紙の使用が推奨されます。
- ASD症状のおおよその程度を知る指標として利用できます。
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原著 |
Michael Rutter, M.D., F.R.S., Anthony Bailey, M.D., Sibel Kazak Berument, Ph.D., Catherine Lord, Ph.D., Andrew Pickles, Ph.D. |
監訳 |
黒田美保・稲田尚子・内山登紀夫 |
種類 |
対人コミュニケーション質問紙(質問紙法) |
対象年齢 |
暦年齢4歳0カ月以上、精神年齢2歳0カ月以上 |
所要時間 |
回答:10分程度
採点:5分程度 |
検査用紙 |
誕生から今まで(20名分) 5,940円(5,400円+税10%) |
検査用紙 |
現在(20名分) 5,940円(5,400円+税10%) |
マニュアル |
3,850円(3,500円+税10%) |