特徴 |
- 子どもの日頃の様子から社会生活能力の発達を捉える検査です。
第3版への改訂について
・現代の子どもを対象とした調査に基づいて、新たに換算表を作成しました。
・適用年齢や検査方法は以前の版と変更ありません。
・質問項目は内容が時代に合っているか、回答に性差がないか等を考慮し変更されました。
・質問項目の一部文言は現代のことばづかいに合うように見直されました。
・検査用紙がA4サイズになり、より見やすく回答しやすくなりました。
・第3版の検査用紙で検査結果を換算・算出するには、第3版の手引が必要になります。
- 子どもの日常場面での行動が検査の対象です。
- 検査者が子どもを直接検査するのではなく、子どもの日常生活をよく知っている保護者や担任教師が回答します。
- 質問項目は発達年齢段階ごとに分かれていて、合計129の項目で構成されています。
- 回答結果をもとに社会生活年齢(SA)と社会生活指数(SQ)が算出できます。
- SAはそれぞれの領域別に求めることができます(求められる領域は下記「社会生活能力の測定領域」を参照)。
- プロフィール欄へ領域別SAを描くことで子どもの社会生活能力の特徴を視覚的に捉えることができます。
- 社会生活能力の測定領域
1.身辺自立 :SH(Self-Help) 衣服の着脱、食事、排せつなどの身辺自立に関する能力。
2.移動 :L(Locomotion) 自分の行きたい所へ移動するための能力。
3.作業 :O(Occupation) 道具の扱いなどの作業遂行に関する能力。
4.コミュニケーション:C(Communication) ことばや文字などによるコミュニケーション能力。
5.集団参加 :S(Socialization) 社会生活への参加の具合を示す能力。
6.自己統制 :SD(Self-Direction) 図形や数量の理解・処理といった数学的思考を含んだ、問題解決に向かって思考する力。
|